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耳石とは?
耳石とは,内耳の中にある石で,平衡感覚などをつかさどっています。マコガレイのみならず、全ての脊椎動物が持っています。主な成分は炭酸カルシウムで貝殻のような感じです。
そして魚の耳石は、木の年輪のように成長過程を記録しており、年齢を知ることが出来ます。また、光学顕微鏡などで更に詳しく調べると、1日に1本できる日周輪というリングも刻み込まれているのが分ります。これを数えることで、生まれて何日たったかを知ることができます。この日齢を利用して、魚が生まれた日の推定などが行えます。
知内沖で取れた最高齢マコガレイの耳石(平成14年11月現在)
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平成7年3月1日 採取
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平成7年3月1日に知内沖にて採取されたマコガレイは、全長468mmのメスで、採取されたマコガレイの日本最高年齢である13歳でした。(平成14年11月現在)
採取したのは、知内町漁協のマコガレイについて、あらゆる調査にご協力をいただいている、北大水産学部の高橋教授他、研究チームの方で、北大付属研究調査船『うしお丸』でのトロール調査の際に採取されました。
このような長寿のマコガレイの採取は日本では初めてであり、知内町での資源保護・管理を的確に行っているからであると高橋教授からも絶賛をいただきました。 |
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